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習志野市で強風により剥がれた軒天化粧ベニヤを張替!タフモックで棟板金の下地も補強
【工事のきっかけ】
強風により軒天に穴が開いてしまっているとご相談を頂いたのは、習志野市のY様邸です。
住宅点検を行った際に棟板金の浮きも見られた為、飛散し被害が拡大する前に棟板金交換工事もご提案させて頂きました。
基本情報
築40年以上、習志野市のお住まいです。
定期的なメンテナンスはされていたようですが、強風により、2階の軒天が剥がれ落ちてしまったようです。
軒天が剥がれると、下地が露出し見栄えが悪くなるだけでなく、傷みやすくなってしまいます。また穴が開いたことで、鳥が入り込み、棲家にしてしまう事があります。
小屋裏でバタバタと羽ばたいたり、足音や鳴き声による騒音や、糞の臭いや汚れにより、相当なストレスの原因になってしまいます。
軒天剤が剥がれた部分です。一見小屋裏に入るようなスペースがないようにも思えますが、外壁と接している部分にはわずかな隙間が出来ています。
鳥はほんのわずかな隙間でも入り込むことが出来ます。
その為わずかな破損であっても、早急に補修を行っていきましょう。
下地の状態を見る限り腐食もしていないため、軒天材の張替のみで補修が可能です。
他の部分は剥がれてはいませんが、軒天材が傷み始めています。
軒天にはケイカル板を使用することが増えていますが、木目調のプリント合板は落ち着いた印象を持ち、和風住宅のイメージに非常にマッチします。
経年劣化により、表面が徐々に剥がれていきますが、剥がれる前にクリアー塗装を行う事で劣化を防ぐことが出来ます。
表面に劣化が見られるようになると、クリアー保護が出来ないため、着色塗料で塗装が必要になります。
着色塗料を使用すれば、木目調は消えてしまいますので、プリント合板の良さを活かすためには、早めのクリアー塗装をお勧めいたします。
街の屋根やさんの無料点検では、補修箇所だけでなくお住まい全体の点検を行わせて頂いております。
雨樋には歪みが見られますが、今現在はまだ問題なく使用出来ている状態です。
今回は最小限の補修をご希望ですので、このまま雨樋を使用していただきます。
棟板金(屋根の頂点に取り付けられた板金)は、経年劣化によって様々な症状が発生します。
スレート屋根の状態と合わせて補修を行っていきましょう。
棟板金は側面に釘打ちを行い固定がされていますが、強風や建物の揺れによって徐々に釘が浮いてしまいます。
この釘が数か所抜けてしまえば板金を固定できなくなり、浮きや突風時に飛散する可能性があります。
板金を固定する下地は木材が多い為、経年による雨水の吹き込みでも劣化が進行します。
板金が飛散してしまうと、近隣への不安やご迷惑にもなりますし、雨漏りの原因にもなります。
台風等が接近する前のチェックと、通過後に破損していないか、いつもと変わらない状態かをしっかりと確認していきましょう。
続いてはスレート屋根です。塗装メンテナンスはされていますが、前回のメンテナンスから時間が経っているようです。
屋根が色ぼけたように見えるのは、チョーキング現象(塗膜の粉化)を起こしています。
塗膜が経年劣化することにより、スレート屋根材が水分を吸い込み、黒染みが出来たり、苔が繁殖します。
吸水することで、主原料がセメントのスレートは傷み、割れやすくもなってしまいます。
その為、塗膜メンテナンスがいかに重要かという事が分かりますね!
太陽光の当たりにくい北面は、特に苔やカビが繁殖しやすいです。
苔等は見栄えを悪くするだけでなく、水捌けを悪くしてしまいます。
水捌けが悪くなれば、更に苔が繁殖しやすい環境になり、悪化し続けてしまいます。
スレート屋根の状態を見る限り、塗膜は既に劣化し始めており、近いうちに
屋根塗装工事が必要です。
次回は外壁塗装を検討される際に、全体の塗り替えを行っていきましょう。
今回は破損した部分の軒天張替を行いますので、既存軒天材と同じプリント合板を準備します。
ヒノキやケヤキ・パイン等、種類は様々ですので、間違えないように確認をしていきましょう。
工事前に、近隣にお住まいの方へご挨拶を致します。
今回は足場の仮設も行いませんが、工事中は施工スタッフの車の出入りも多くなり、お住まいの近くに駐車させて頂く場合もありますので、あらかじめご理解をご協力を頂きます。
2階の軒天工事の場合、ほとんどが足場の仮設を必要とします。
安全面もそうですが、外壁よりも外側に出ている軒天は、届かずに作業自体ができない事が多いのです。
その為、部分的に足場を組むことがありますが、住宅の形状によっては、足場を必要とせずに工事を行う事も出来ます。
今回は下屋と呼ばれる1階の屋根があり、スレート屋根がそれほど急勾配ではなく脚立を設置することが出来たため、脚立での作業を行います。
屋根の劣化が酷い、苔が多く滑りやすい、急勾配である等の条件があれば、やむなく足場を組ませていただきますのでご了承ください。
剥がれてしまった軒天材が残っていれば、そのまま置いておいてください。
新たに使用する軒天に合わせ、同寸法に切りそろえることが可能ですし、撤去・処分は弊社にて行います。
(住宅資材は家庭ごみではなく、産業廃棄物に分類されます)
剥がれた部分にしっかりとはめ込み、ビスで固定していきます。
少し色違いが発生しますが、次回塗り替えを行った際に改善されますのでご安心ください。
補修箇所以外にもいくつか軒天材の剥がれが見られたため、簡易的にですがコーキング補修を行いました。
一時的に剥がれを止めただけですので、状態が良くなった訳ではありません。
しっかりと補修するには、増張りや張替えを行う必要があります。全体工事の際には足場仮設も必要ですので、このタイミングで屋根外壁塗装工事を検討していきましょう。
また、モルタル外壁にも大きな構造クラックが発生していました。コーキング補修をすれば色違いが発生しますが、クラックを拡大するよりは、住宅の為になります。
塗装と同時に補修するのが理想的ですが、クラック補修を優先的に行いました。
続いては棟板金交換工事です。
既存の板金・貫板と呼ばれる下地木材を取り外します。
本来板金で保護されている貫板も、雨水の吹き込みや経年劣化によって徐々に傷みが現れ始めます。
小さな釘穴からでも割れやすくなり、固定すること自体が出来なくなってしまいます。
棟板金に浮きが見られる場合は、まずビスでの再固定を試みて、固定が出来ていないようでしたら貫板の交換を行わなければなりません。
新築時には木材貫板が使用されていることが大半ですが、「腐食しにくいものはないの?」「頑丈な素材が良い!」と案が得られている方へ、プラスチック樹脂製の貫板をご提案させて頂いております。
これはプラスチック木材とも呼ばれるタフモックですが、木材の軽量と加工性に優れた耐久性を加えた素材です。
つまり切断・固定方法等は木材と同じですが、腐りにくく交換時期を引き延ばすことが出来ます。
現在、瓦屋根の桟木でも使用されており、屋根リフォームのメンテナンスサイクルを延ばす工夫がされているのが分かりますね。
外壁に差し込まれた板金を取り外すのは、今後隙間を作り、雨漏りを引き起こす原因になる為、そのまま残して補修に活用します。
貫板・板金ともに固定は錆びにくいステンレスビスです。
棟板金は屋根と同じ赤色を使用し、内部に雨水が入り込まないように重ねあわせていきます。
固定ビスは必ず側面から打ち込みます。真上から固定する方法を「脳天打ち」と呼びますが、ビス穴から雨水が入り込んでしまうため、決して行ってはなりません。
板金のジョイント部に雨水が入り込まないように、コーキングで綺麗に塞いでいきます。
色違いのコーキング材を使用したため、少し目立ってしまっています。
そこで、板金に傷が付いた時に錆予防のタッチアップ塗料で、コーキング材を塗って色を統一に仕上げていきます。
補修後も目立たず、綺麗な棟板金に仕上げることが出来ました。
板金は錆びにくく軽量なガルバリウム鋼板ですので、次回の塗り替えで塗装メンテナンスを行えば充分でしょう。
傷の発生・もらい錆等には弱い為、定期点検で確認しましょう、
全体の棟板金交換工事が終了しました。
5寸程度の屋根のお住まいでしたら、足場仮設を必要とせずに補修することが可能です。
安全に作業が出来ない屋根の場合は足場を組みますので、そのタイミングで住宅メンテナンスをまとめて行い、ランニングコストを抑えましょう。
最低限の補修をご希望でしたが、大きな事故に発展しそうな棟板金は、まとめて補修させて頂きました。
軒天の補修費用を抑えるポイントは【足場】です。
これはお住まいの状態を確認させて頂かないと、判断できませんので、一度無料点検にお伺いさせてください。
点検を行った上で、緊急性を要する補修工事のご提案、定期的に必要となる塗り替え等のご提案をさせて頂きますので、お客様の方向性に合わせてメンテナンスを検討しましょう。
費用・材料・補修範囲について不安を抱えている方は、お気軽に街の屋根やさん千葉中央店へご相談ください。
火災保険・共済に関しての疑問にも、しっかりとお答えさせていただきます。
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